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2013年5月22日水曜日

大気中の二酸化炭素濃度を示すキーリング曲線とは

チャールズ・デービッド・キーリング(Charles David Keeling1928420 - 2005620日)はアメリカ合衆国の化学者。カリフォルニア大学サンディエゴ校スクリップス海洋研究所(Scripps Institution of Oceanography)教授。1958年からハワイのマウナロア観測所にて大気中の二酸化炭素濃度の精密な観測を継続的に実施し二酸化炭素濃度が長期的に増加していることを世界で初めて突き止めた。キーリングは、2001年に科学勲章を受けるペンシルベニア州スクラントンで生まれる。1948年にイリノイ大学を卒業、1954年、ノースウエスタン大学で化学博士号を取得。1956年にスクリップス海洋研究所に入るまで、カリフォルニア工科大学で地球化学の博士研究員(ポスドク)を務めた。2005年、モンタナ州の自宅にて心臓発作で死去。

エネルギーの大量消費がもたらす地球温暖化の危機。その事を実証しようとした科学者がいました。アメリカ大気局スクリプト海洋研究所のロジャー・レベル博士(Dr. oger Revelle)1955年二酸化炭素CO2がエネルギーの大量消費によって増大し地球温暖化の危機をいち早く予測していました。レベル博士はどのような影響が出ているのかマウナロア山の観測所で実証しようと決め、1958年自分の教え子であったキーリングにそれを命じました。
キーリングは1958年よりハワイのマウナロア観測所で二酸化炭素濃度の計測を始めた。1960年までに濃度が季節的な周期変動をすることに確証を得て、1961年に、今日ではキーリング曲線として知られる、二酸化炭素濃度の長期的上昇を示す資料を作成した。このマウナロア観測所での大気中の二酸化炭素濃度の計測期間は世界最長であり、中間対流圏における長期的変動を示す信頼のある指標だと考えられている。この計測データによると、二酸化炭素濃度は1958年には315ppmであったものが、2005年には380ppmと増加している。観測記録を見るとCO2濃度は冬にやや上昇し、夏にやや下降する季節パターンを繰り返しながら、全体として着々と 増大していることが分かる

キーリング博士は独自の観測装置を作り大気の観測を始めました。観測から10年後、観測データは季節の変動を繰返し着実に上昇している事を示していました。(Keeling curve chart)
「当時は温暖化の兆候などなかった。レベル博士は大げさな冗談を言っているのではと思いました。」生前談


アメリカ大気局スクリプト海洋研究所
マウナロア山の観測所






後半チャールズデビッドキーリングは、1997年7月に
ホワイトハウスの式典で当時の副大統領のアル·ゴアからの
特別功労賞を受賞しました。

彼は大気中の二酸化炭素を監視するに関連付けられてい
る優れた研究の40年以上のために名誉を与えられた。










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